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■卓話 「大津行政センターの概要と地域のまちづくり」 大津行政センター館長 高野
美知子様 |
大津行政センターの概要 |
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沿革 |
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昭和23年 5月 1日 |
浦賀支所区域から分離し、大津支所が設置された。 |
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昭和45年 4月28日 |
馬堀海岸の埋立により町区域(馬堀海岸1〜4丁目)が設置された。 |
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昭和56年12月14日 |
大津行政センターとして開館。 |
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昭和57年 4月 1日 |
走水が浦賀行政センターから編入された。 |
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所管区域及び面積 |
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所管区域 |
池田町、大津町、桜が丘、根岸町、走水、馬堀町、馬堀海岸 |
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面積 |
5.96ku |
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横須賀市 |
100.68ku |
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大津管内人口の推移 |
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昭和23年 8月 1日 |
世帯数 2,841 |
人口 13,373 |
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昭和50年10月 1日 |
世帯数 8,077 |
人口 26,453 |
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昭和60年10月 1日 |
世帯数 12,531 |
人口 42,577 |
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平成 7年10月 1日 |
世帯数 14,357 |
人口 43,274 |
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平成21年 4月 1日 |
世帯数 16,198 |
人口 42,517 |
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平成21年 4月 1日 |
横須賀市総数 |
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世帯数 164,428 |
人口 418,870 |
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*大津管内には横須賀市の人口の10%が人が住んでいる |
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建物構造 |
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鉄筋コンクリート造り 地下1階、地上3階建塔屋付 |
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昭和56年12月竣工 |
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敷地面積 |
762.67u |
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建築面積 |
432.42u |
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延床面積 |
1,525.14u |
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行政センター業務内容・組織 |
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地域窓口サービス班 |
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戸籍に関すること。年金記録に関すること。 |
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国民健康保険及び国民年金の被保険者の資格の決定並びに国民健康保険 |
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被保険者証の作成及び交付に関すること。 |
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国民年金、児童手当、児童扶養手当又は、特別児童扶養手当の請求書及び |
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届書の受付等。 |
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地域コミュニティ班 |
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地域団体活動の推進及び連絡に関すること。 |
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共同募金および赤十字の援助に関すること。 |
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市税及び諸料金の収納に関すること。 |
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コミュニティセンターの運営・管理に関すること。 |
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コミュニティセンター(旧公民館) |
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各講座や映画会等の文化事業の開催や、生涯学習活動の支援。 |
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生涯学習活動の支援の一環として、サークルに館の施設を貸し出し。 |
地域コミュニティとまちづくり |
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住みよく、安心して安全なくらしを守るため、さまざまな地域の方々の力が注がれています。 |
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地域のコミュニティと活動 |
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大津地区連合町内会 |
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町内会、自治会相互の連絡調整等、定例会・役員会・視察研修等を実施。 |
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(大津地区連合町内会として33町内会・自治会が参加) |
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A |
大津地区社会福祉協議会 |
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地域福祉の推進を図ることを目的とし、4専門部会(広報、高齢者、障害者、児童)と |
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事務局(管理担当、配食事業担当、ボランティアセンター担当)を設置し、活動している。 |
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正会員261人(内社会福祉推進委員149人) |
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B |
大津地区民生委員児童委員協議会 |
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民生委員法第14条に規定する職務の遂行、並びに住民の福祉の増進のための活動。 |
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月に一度の定例会を開催。民生委員児童委員41人(内主任児童委員2人) |
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C |
大津観光協会 |
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管内の観光事業発展のため、共催等も含めてさまざまなイベントを実施。 |
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(馬門山墓地墓前祭、おりょうさんまつり、北久里浜桜まつり、針供養) |
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33町内会・自治会、7走水町内会・自治会、116個人・団体 |
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D |
クリーンよこすか大津地区市民の会 |
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クリーンよこすか運動の普及と啓発のため、クリーンキャンペーン、キャラバン隊、 |
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地区会議、講演会等を行っている。(242委員) |
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E |
横須賀市赤十字奉仕団大津分団 |
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家庭看護法の講習や、献血運動に協力している。開国祭時は救護案内を担当している。 |
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(団員数983人) |
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F |
大津コミュニティセンター友の会協議会 |
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コミュニティセンターを利用するサークル活動の円滑な運営とサークル活動の |
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普及向上を図ることを目的に、年7回程度代表者会議を開催。 |
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(20団体加入、役員9人) |
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G |
日赤横須賀市地区大津事務局 |
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日赤社員増強運動に協力し社資募集を行う。日赤が指定した災害義援金等を受付。 |
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(社員数10,430人) |
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H |
神奈川県共同募金会横須賀市支会大津支部 |
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個別募金、法人募金、街頭募金を実施。 |
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I |
北久里浜桜まつり実行委員会 |
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北久里浜まちづくり協議会、北久里浜商店街振興組合、大津観光協会が |
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母体となり、北久里浜桜まつりの企画、実行、運営。 |
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大津地域の行事 |
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北久里浜桜まつり |
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北久里浜まちづくり協議会と大津観光協会共催の桜まつりは根岸交通公園にて |
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開催され、模擬店、フリーマーケットなどが出店し大変なにぎわいである。 |
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本年は3月28日(土)から4月5日(日)に行った。 |
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また、秋祭りは北久里浜まちづくり協議会等が9月26日(土)、27日(日)に行った。 |
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A |
馬門山墓地墓前祭 |
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明治に海軍省が発足したが、浦賀、横須賀方面には海軍基地がなかった。 |
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この方面の艦隊の下士官以下の死亡者は東京海軍埋葬地へ埋葬されていた。 |
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しかし天候の支障、衛生上の配慮、費用の問題を解決するため、墓地は明治15年1月 |
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海軍によって開設され、墓地には兵士、戦死者、軍艦と殉職した人の墓や記念碑がある。 |
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本年は第54回墓前祭大津地区社会福祉協議会ほか、5団体の主催で5月16日(土) |
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午前9時30分より行った。 |
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B |
おりょうさんまつり |
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(坂本龍馬の妻、龍子墓前祭・月琴の演奏と語り) |
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浄土宗信楽寺に「贈正四位坂本龍馬之妻龍子之墓」と刻まれた墓碑があるが、 |
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明治維新成業直前の慶応3年11月15日、京都近江屋で刺客に襲われ、 |
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倒れた坂本龍馬の妻、龍子の墓である。 |
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龍馬の妻、龍子(おりょう)は横須賀で66歳の波乱の生涯を閉じました。 |
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月琴は龍子が長崎で習ったもので、龍馬に弾いて聞かせたと言われています。 |
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第21回墓前祭は10月10日(土)午後1時30分より行い、龍子を偲び約350名 |
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の方が参加。 |
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C |
針供養 |
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生活文化の中で衣食住、医療等あらゆる面で貢献している針に心をこめて感謝を |
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捧げたいと念願し、多数の方々の賛助を得て、走水神社境内に、「針の碑」を |
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昭和58年に建立した。 |
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「針供養」は毎年旧暦2月8日に行われていたが、平成21年度からは皆様が |
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参加しやすい様、3月の第2土曜日に行うこととなった。 |
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第28回「針供養」は、平成22年3月13日(土)に予定している。 |
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市民協働事業 |
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古代の古墳等の遺跡、日本武尊と弟橘媛の史跡、江戸時代から明治にかけて |
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開国にまつわる史跡、新しい21世紀の観光資源が数多く大津地域に存在しています。 |
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その歴史的資産を大津のまちづくりに活かす方法として大津行政センターと |
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市民協働事業を立ち上げ、事業を行いました。 |
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散策ルートの策定、京急大津駅前案内板の製作、案内マップの製作と販売、 |
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44基の史跡説明板の製作等を行い、インターネット上の情報発信を行っています。 |
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平成19年度からその史跡ルートを整備し、浦賀、大津、久里浜観光協会共催で、 |
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「よこすか黒船ウォーク」を4月から6月にかけて、史跡をめぐるスタンプラリーを |
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開催しています。本年は600名以上が参加しました。 |
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大津の観光資源を発信することにより、大津地域を訪れる人の増加をはかり、 |
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ひいては大津地域の活性化をはかります。 |
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「大津探訪くらぶ」は積極的な活動を展開し、自立した大津観光協会の会員として |
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活躍し、地域活性化の一翼を担っています。 |
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現在の動き |
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平成22年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」 |
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平成22年1月3日より放映予定の大河ドラマは福山 雅治主演「龍馬伝」です。 |
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幕末に世の中のために東西奔走した坂本龍馬は今も非常に人気が高く、横須賀に |
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「よこすか龍馬会」があり、全国には127の団体があり、熱烈な龍馬ファンがいます。 |
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そんな中、龍馬(33歳)の死後、波乱に富んだ生涯を送り、晩年を横須賀で過ごし、 |
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66歳で生涯を閉じた龍馬の妻、龍子のお墓が大津の信楽寺にあります。 |
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「龍馬伝」の放映を機に、おりょうさんと龍馬ファンが市内外から訪れると思われます。 |
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おりょうさんゆかりの地、大津を多くの方々に知ってもらうため、パネル展や |
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そのほかのプランを立てているところです。 |
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大津地区の文化の振興と観光、活性化に寄与したいと考えています。 |