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RIテーマ “The
Future of Rotary Is in Your Hands” |
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第2780地区ガバナー |
第1508回例会週報 |
2009年11月2日(月) |
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■会長報告 | *ガバナー事務所より、「第5回インターアクト合同会議開催通知」受領。 |
開催日時:平成21年12月5日(土) 14:00-18:00 | |
開催場所:神奈川女性センター2F | |
*ガバナー事務所より、アジア・太平洋地域の災害支援協力案内」受領。 | |
500円×会員数 | |
送金〆切:平成21年11月25日(水) | |
*ガバナー事務所より、「のぼり旗の貸し出しについての申込み案内」受領。 | |
■幹事報告 | *横須賀RC・横須賀北RC・横須賀南RC・横須賀西RCより週報受領。 |
■出席報告 |
■出席報告 |
会員 | 出席 |
免除会員 出席 |
本日の出席率 | 前週メークアップ前 | 前週メークアップ後 |
18名 | 15名 | 4名 | 82.35% | 87.50% |
87.50% |
■メークアップされた会員 | |
なし |
■ニコニコボックス報告 | ||
1 | 折笠 仁志君 | 久留さん、本日よろしくお願いします。 |
2 | 坂本 喬彦君 | 旅行はお疲れ様でした。皆さん、飲み疲れでしょう。 |
女房の誕生日、結構なもの、ありがとうございます。 | ||
3 | 安田 治君 | 久留さん、今日は卓話宜しくお願いします。 |
4 | 藤田 武君 | 財団の久留様、卓話よろしくお願いします。 |
5 | 藤田 武君 | 家内の誕生日、忘れかけていました。 |
6 | 藤田 武君 | 旅行ではお世話になりました。親睦の皆様、有難うございました。 |
7 | 井上 祐一君 | 秋の家族旅行、お世話様でした。 |
8 | 真木 英一君 | 妻に誕生祝ありがとうございます。 |
9 | 三橋 仁男君 | 今月は84回目の誕生日です。今後も頑張ります。 |
先週の旅行、ご苦労様です。お陰様で皆さん親睦の輪が又広がりました。 | ||
10 | 大橋 昭夫君 | 誕生祝、ありがとうございます。久留さん、卓話よろしくお願い致します。 |
11 | 菱沼 正喜君 | 旅行では大変お世話になりました。帰りのバスの中は最悪でした。 |
12 | 永井不士男君 | 先日の旅行、色々と有難うございました。 |
13 | 宮本 清志君 | 久留さん、本日の卓話楽しみにしています。 |
14 | 西田 金忠君 | 久留 聰子様、本日の卓話楽しみにしています。 |
15 | 森 勇人君 | 先日の旅行おつかれさまでした。本日卓話の久留さん、よろしくお願いします。 |
16 | 小関 正剛君 | 久留 聰子さん、本日卓話よろしくお願い致します。 |
17 | 新中 宗光君 | 想い出深い家族旅行でした。菱沼さん、企画ありがとうございました。 |
久留さん、卓話楽しみにしています。 |
前日計 |
261,000円 | 本日計 | 29,000円 | 累計 | 290,000円 |
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■委員会報告 | ||
インターアクト委員会 | 宮本 清志委員長 | |
●11月22日(日)地区インターアクト年次大会ご出席宜しくお願い致します。 | ||
■マルチプル・ポール・ハリス・フェロー・ピン贈呈 | ||
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国際ロータリー日本事務局より、永井会員・藤田会員に贈呈されました。 | |
■TEPCOふれあいデー | ||
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今年も、横須賀火力発電所にて「TEPCOふれあいデーを」開催します。 日時:平成21年11月3日(火) 小雨決行 午前10時〜午後4時 入場無料 交通:京急久里浜駅より路線バス「野比海岸」行き乗車、「東電前」下車 |
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■卓話 財団 学友 久留 聰子様 | ||
●プロフィール | ||
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姓名:久留 聰子(ひさどめ さとこ) | |
住所:横浜市在住 | ||
推薦RC:鎌倉西RC | ||
留学年度:2000-2001年度国際親善大使 | ||
大学:トゥール大学 | ||
専攻:フランス語教授法 | ||
帰国直後から、フランスの自動車メーカー、ルノーのアジア太平洋地域統轄 | ||
本部に3年間勤務。 | ||
日本からの撤退・人員整理に伴い、退社。 | ||
その後は、鎌倉女子大学に招かれたフランス人の講演会の同時通訳、 | ||
アメリカ人医師のテレビ番組出演時の同時通訳など通訳をするほか、 | ||
帰国後に始めた、鎌倉日仏協会主催のフランス語教室の講師を担当。 | ||
現在は、IT関係の会社のホームページの作成をする傍ら、フランス語学習を | ||
より身近にするための教材をホームページ上に作成するプロジェクトを考案中。 | ||
既に英語版では簡単な英会話ではあるが、タレントを使った英会話の | ||
携帯サイトをつくりJAL等で放送されている。 | ||
教室の生徒さんが主宰している「子どもへの食育」の研究会にも出席する | ||
などして日本らしい食育を考えている。 | ||
●卓話 |
私は、鎌倉西RC様から御推薦頂き、2000-2001年度の国際親善大使としてフランス・トゥール大学のフランス語教授法のメトリーズ課程に入学・修了しました。 私がロータリー財団の奨学金プログラムに応募したきっかけは、大学の同じゼミのライバルがロータリー財団の奨学生として留学すると知った事がきっかけでした。留学したくても自分には実現不可能だと諦めて何も行動を起こさなかった事を悔やみ、その後、日本に存在する奨学金プログラムを調べ尽くし、最終的にロータリークラブの趣旨に賛同し、もしも留学するのであればロータリー財団の奨学生として行こう。ロータリー財団に選ばれなかったら留学は諦めようと心に決め、RCの試験のみを受験しました。論文、試験内容、面談で問われている事、全てが私の常に考えていたテーマだったため、試験を受ける事が楽しくて仕方なく、一回でも多くロータリアンと面談の場を持つ機会を持ちたいと願っている内に最終面接に辿り着いていて、毎回嬉しい興奮に包まれながら帰宅していた事が、つい昨日の様に思われます。 私が留学した年は、9.11事件の起こった年でした。8月31日にフランスに到着して、語学学校に通い始め生活を開始した矢先のことで、親交を深め始めたばかりの留学生同士励まし合って夢を語る場であったはずの語学学校では、家族の安否を気遣い泣き崩れるアメリカ人ら白人、笑いが漏れてしまうアラブ系、真ん中に立たされるアジア人という境界線の臭いを感じたまま、語学研修はあっという間に終わりました。こんな時こそ世界平和を歌うロータリー財団の奨学生としての振る舞いをどうすべきかを強く意識するようになりました。 10月に大学が始まってからは、私の国籍をチェックしていなかったという言い訳をしながらフランス語を母語としないという理由で入学許可が取り消されそうになる、カリキュラムの変更で100時間の教育実習をしなければならなくなった(しかも実習先の斡旋は一切なく自力で交渉しなければならなかった)等、予想外の試練もあり、留学当初から語学力と度胸などあらゆるコミュニケーション能力を駆使する日々でしたが、出発までに何回かRCの例会にて卓話をする機会を頂き、自分の思いを伝える訓練をつませて頂いていたため人前で話す度胸がついただけではなく、RCの皆様にご支援頂いているのだという熱い思いと自負に後押しをされながら、苦境にたつ度にRCの奨学生で本当に良かったと実感し感謝していました。 留学中の日常生活においては、フランス人から見れば“外人”であり、日本人含む留学生から見ればロータリーの奨学生であり大学の学生のため“同類ではない者”と認識され、どちらからもエトランジェール(外人、異質なるもの)という目で見られ距離を感じることに戸惑うこともありましたが、どちらでもない存在だからこそ分かる事もある事が私の価値だと信じ、最後まで諦めずに修了する事が出来ました。そして、その当時見いだした、私らしい視点というものが留学中も帰国後の就職、結婚、出産を経ても大きな核となっているのだと強く感じています。 ワーキングホリデー等で留学の敷居が低くなった昨今、勢いよく出発した先に夢見ていた理想郷がない現実に絶望して自分を見失う人を沢山見ました。フランスに行けばすぐにフランス語が上達するようになるだろうと思っていたのに、思うような成果を感じられない。積極的に自分から接しないと相手が気にかけて声をかけてくれることはないことへの寂しさに喪失感を覚えるのではと思います。日本にいれば優秀で教授や周りのみんなが声をかけてくれてたであろう留学生にとって、自分から扉を叩き、切り開いて行かないといけないということは予想以上に厳しい状態で、とても勇気のいることなのかもしれません。 そのため、留学中を通して思っていたことは、本当に叶えたい夢がある、学びたい学問がある、そしてそのための実力が備わっているかを冷静に見極めることもなく飛び込むのではなく、ロータリーの試験に合格しなければ行く資格がない位の覚悟で若い人達が海外留学を目指してくれたらと思います。私は、途中で挫折して帰国する事など出来ない程の、ご支援をいつも感じていたので海外でアクションを起こすことに恥ずかしさを感じている場合ではないと思い、全てに感謝の思いで取り組むことが出来たのだと今も言葉にし尽くせない感謝の思いでおります。 帰国後は外資系企業で3年間勤務した後、相模原の女子校で非常勤講師を務める傍ら、フリーランスで通訳翻訳やフランスなどEU諸国や欧米の小さな企業が日本でビジネスを開始したい場合の窓口業務としてウェブサイトの翻訳から、日本の見込み客を探す、売り込みに行くなどの仕事をしています。しかし、海外や都内での仕事をしていた頃からずっと願いであった2780地区を中心に地元に根付いた活動が出来たらという思いを実現させるべく30歳を過ぎて、地元にて小さなご縁から生まれる交流の輪を世界に繋げる仕事に育てたり、インバウド(日本の良さを海外にアピールして外国人を日本に招致する活動)の分野にも挑戦して行きたいと考えています。不況の今、フランス語なんて生活やビジネスにすぐに結びつくものではないため、あえて勉強しようという人は減っているのではと周囲からは言われますが、小さなコミュニティでも学びたいという声があれば馳せ参じるようなフットワークを持てたらと思っています。 奨学生に選ばれた時の感謝の念と怒涛の留学生活が今後も私の大きな核となり支えてくれることを信じています。そして、皆様のお陰で培った語学力だけではない強さや優しさを一人でも多くの方に伝えて行くことが出来たらと心より願い、行動していきたいと思っています。 皆様にお目にかかれて大変光栄でした。ため息の出るような華やかなお話ではなく、あえて素直なありのままの体験をお話申し上げたかったのですが、奨学生達はみんな精一杯学び、行動していると思います。遊学とはかけ離れた、留学という貴重な、何にも代え難い経験をさせて頂き、心より感謝の気持ちを改めて今年、皆様にお伝えすべくお邪魔させて頂く機会をもうけて頂きましてありがとうございました。 久留 聰子 |