■卓話 |
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渡辺 治夫 第1グループガバナー補佐 |
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はじめに |
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国際ロータリー第2780地区2007-08小佐野ガバナー年度がスタートして、 |
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早いもので4ヶ月に入りました。 |
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本日は、貴重なお時間を頂きましてありがとうございます。 |
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今年度第1グループのガバナー補佐を務めさせていただいております、 |
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横須賀ロータリークラブの渡辺でございます。微力ではございますが、 |
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皆様のご理解、ご指導をいただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。 |
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横須賀南西ロータリークラブの皆様は、「財務の見直し」に取り組み貴重な会費を |
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最適に生かすこと、また「国際化」という面で、津久井浜高校が海外との学生交換が |
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出来るように支援すること等、素晴らしい活動をされていると伺っております。 |
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皆様のクラブにお邪魔して、皆様と接することで、私自身が勉強させていただきたいと存じます。 |
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本日は、本年度国際ロータリー会長が示された「テーマ」、そしてそれを受けましての |
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地区方針について申し上げたいと存じます。 |
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RI会長プロフィール |
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ウィルフリッド・J.ウィルキンソンRI会長は、公認会計士です。 |
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1962年以来のロータリークラブ会員で、カナダ、オンタリオ州、トレイトンロータリークラブの |
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メンバーで会長を歴任されています。 |
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インドの「麻疹免疫プロジェクト」へロータリーボランティアとして参加し、大いに貢献されました。 |
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RIの副会長、理事、ロータリー財団管理委員、地区ガバナー、国際協議会討論リーダーなどを |
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歴任し、最近では2005年シカゴ国際大会の大会議長やアフガニスタン避難民救援プロジェクト |
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の副委員長も務められました。 |
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さらに、ポリオプラス委員会の委員として、ポリオ根絶のためグローバルな |
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努力に専念された方です。 |
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ガバナープロフィール |
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小佐野圭三ガバナーは、不動産賃貸業を営まれており、1986年に横須賀ロータリークラブに |
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入会されました。1994-95年幹事、2002-03年に会長を務められました。 |
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地区では地区副幹事、GSEチーム団長(ガバナー代理)、研究グループ交換委員長、 |
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第1グループガバナー補佐、地区RIプログラム国際奉仕委員会委員長、 |
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地区新世代奉仕委員会委員長、地区ガバナーノミニー等を歴任され、それぞれの任務に |
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誠心誠意ご努力をされロータリー活動に貢献されてこられた方です。 |
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ポールハリスフェロー、マルチプルフェロー、米山功労者でもあります。 |
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私は1987年の入会ですが、4年目の1990-91年度、小佐野様はSAAを務めれれ、 |
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その時私は副SAAをさせていただき、小佐野様にいろいろとご指導いただきました。 |
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一言でどのようなお人柄の方かと申しますと、 |
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小佐野ガバナーのお人柄とかけまして「剣道」と、解きます。 |
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その心は「面・胴・突き」でありまして、面倒見がよく、付き合いが良い方でございます。 |
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また、大変に知識の引き出しの多い方でございまして、ガバナー公式訪問の際にも、 |
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その場、そのクラブに合った大変興味深いお話をされる方でございます。 |
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ですから、その都度違ったお話を伺えますので、機会あるごとに、今回はどのような |
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お話が聞けるのか楽しみです。 |
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ロータリーアンの素晴らしい大先輩として、お手本にさせていただき、尊敬をしている |
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方です。 |
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国際協議会 |
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サンディエゴの国際協議会でウィルキンソンRI会長は最初に、 |
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サンディエゴ |
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「ロータリーというのは平凡な人間を非凡な人間にするというマジックを持っている組織で |
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あり、カナダの一公認会計士がロータリーの会員になることによって、はじめは到底 |
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成し得ない大きな奉仕活動も多くのロータリーアンの方々との実践により、その成果が |
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素晴らしいものとなった」と、話されました。 |
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そして、本年度のテーマとして示したのが |
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「ロータリーは分かち合いの心(ROTARY
SHARES)」です。 |
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テーマ |
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「ロータリーは分かち合いの心」には2つの意味があると小佐野ガバナーは |
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述べられています。 |
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1. |
「一個人としては成し得ない大きなことを、ロータリーの組織を使って行う」 |
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2. |
「ロータリーにたくさんの人を入れて、世界中に奉仕の心を芽生えさせる」 |
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当地区におきましても、この「ロータリーは分かち合いの心」のテーマの下、 |
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その奉仕の精神をロータリーアン、地区の皆様、世界中の人々と分かち合い |
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行動することを目標に掲げ、それを実現するため本年度の当地区の具体的方針 |
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について5つ申し上げますので、ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。 |
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地区方針 |
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「CLP」の導入 |
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A |
会員の増強 |
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B |
財団地区補助金の活用 |
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C |
ロータリー財団・米山奨学生への寄付 |
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D |
前年度奉仕活動の継続 |
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「CLP」 |
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2002-03年度から、当地区はDLP・CLPを導入しました。 |
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これは、その地区をいかに効率よく運営して行くかというものですが、 |
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残念ながら導入したのはガバナー補佐制度だけで、地区組織がそのままでは、 |
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今の時代にそぐわなくなってきています。 |
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今年度から本格的に導入してまいります。地区が率先垂範して「CLP」を推進して |
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行くために、7つの委員会を設置させていただきました。 |
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地区クラブ管理運営委員会 |
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1.地区広報委員会 |
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2.地区会員増強退会防止委員会 |
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3.地区奉仕プロジェクト委員会 |
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4.地区新世代育成委員会 |
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5.地区R財団委員会 |
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6.地区米山奨学委員会 |
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世界のクラブ会員数平均は37名です。日本のクラブの会員数平均は43名です。 |
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世界的にクラブ数は増え、会員数も増えています。 |
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会員数を減らしているのは、日本・北米・南米であり、増やしているのは、インド・ |
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ヨーロッパ・東欧・韓国です。しかし、1クラブの平均は37名で、1クラブ当りの会員数は |
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小さくなっているのが現状です。これに合わせたクラブ運営が「CLP」です。 |
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効果的なクラブとは、会員の維持をし易く、1人の会員がたくさんの委員会に所属する |
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のではなく、効率的な委員会を作って、そこに所属し、合理的なクラブ運営にして行って |
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ほしいのです。より効果的なクラブ運営管理のために、相談にのらせていただくことが |
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ガバナー補佐の役目です。「CLP」の推進に際しまして、全面的にバックアップ致します。 |
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会員の増強 |
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ウィルキンソンRI会長は、世界中のあらゆるニーズに応えるためには、より多くの |
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ロータリー精神を持った会員の協力が必要であるという観点から、会員増強を強く |
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訴えています。世界で122万人の会員がいますが、北米・南米・日本の地域だけが |
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会員減少傾向にあるそうです。 |
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地区の会員数現状は、昨年度7月1日時点で、2,495名でありましたが、今年度7月1日 |
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時点では2,444名と減少しています。 |
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地区には71クラブありますが、その内23クラブが会員増です。一番増えているクラブが |
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純増6名で、小田原・秦野・相模原です。11クラブは現状維持で、その他のクラブが |
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会員を減らしているクラブです。 |
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ここで皆様にお願いですが、予算は減少する前の会員数で組んでおり、減少分は |
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そのまま予算ショートになり、補うためには減少した会員数の二倍を増やさなければ |
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いけません。 |
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小佐野ガバナーも会員増強の必要性を述べ、ウィルキンソンRI会長の訴えに呼応し、 |
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「第2780地区は会員100名を増やす(純増)」計画を立てました。 |
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会員が40名以上のクラブには、2名以上の純増を、それ以外のクラブは1名以上の |
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純増をお願い致します。 |
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小佐野ガバナーもおっしゃっていますが、ご自分の体験からいかに素晴らしい事が |
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あったかを話し、熱心に誘うことが一番です。 |
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また、「入会すれば分かるから」と、ロータリーを十分に理解していないうちに |
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入れてしまうのと、良く理解していただき入会してもらうのでは、その方のロータリーに |
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対する価値観が全く違ってきます。 |
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是非、熱心に勧め、理解していただき入会していただくよう働きかけて下さい。 |
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尚、本年度は新会員を推薦していただいたロータリーアンの功績を称え「ピン」を |
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贈呈させていただきます。 |
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会長様には、新会員の入会に際して、「新会員名」「入会年月日」「推薦者名」を |
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私までお知らせいただくご手配をお願いしたいと存じます。 |
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財団地区補助金 |
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ロータリー活動を地域のために奉仕し、ロータリーを地域の皆様に認識していただくために、 |
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財団地区補助金を利用して活発に社会奉仕活動をして頂きたいと思います。 |
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そしてロータリーが行っている奉仕活動について適切な広報を図り、ロータリーの |
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公共イメージをアップすることを推進するために広報補助金もあります。 |
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地元のニーズに取り組み、地域に根ざした、また地域が「なるほど」と思う奉仕プロジェクト |
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の実施をしましょう。 |
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そしてそのことを地域一般の皆様にPRし、知っていただくことによって、その結果 |
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会員になっていただけるのだと思います。 |
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財団補助金申請については、今年度はもう締め切り、31のクラブから申請がありました。 |
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10月18日に審査があり、13クラブが選ばれます。 |
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是非、南西ロータリークラブにおかれましても、来年度に向けて、計画をしていただきたいと |
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存じます。 |
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ロータリー財団 |
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ロータリー財団へは、180ドル(21,100円)をお願い致します。 |
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皆さんの年次寄付と恒久基金の利息の50%が3年後にDDF(地区財団活動資金)として |
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活用でき、その配分を地区で決定します。 |
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当地区では毎年、国際親善学生を平均5名送り出したいと考えております。 |
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また、地域社会への活発な奉仕活動を推進するために地区補助金に使います。 |
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→次年度2万ドル(234万円) |
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その他世界平和フェローシップに5万ドル(586万円)を寄贈しています。 |
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それを賄うために、お一人当たり180ドルの寄付が必要になります。 |
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米山奨学生への寄付 |
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米山奨学生への一人当たりの寄付金額の2万円ですが、毎年30名の奨学生を |
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受け入れるために、お一人当たり2万円の寄付が必要になるのです。 |
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どうか両方への寄付をよろしくお願い申し上げます。 |
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これは、紛争のない世界の実現に向け、世界理解、世界平和のための人材育成の |
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実現になくてはならないものです。 |
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ローターアクト・インターアクト・国際親善奨学生・世界平和フェロー・米山奨学生・ |
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青少年交換留学生・GSEの活動のためによろしくお願い申し上げます。 |
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3年前、財団奨学生3名で立ち上げたクラブがあります。彼らがクラブを設立した動機の |
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一つに、奨学生として恩恵を得た、恩返しでクラブを通して財団に返して行きたいという |
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ものです。彼らは多くのチャリティーコンサートを開き、それを実行しています。 |
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小佐野ガバナーは二宮尊徳の言葉を引用して、ロータリー精神を説きました。 |
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その言葉は「経済の伴わない道徳は寝言、道徳の伴わない経済は罪悪である」と |
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いうものですが、私もこの言葉に感銘を受け、ロータリーの精神に通じるものと思います。 |
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奉仕活動の継続 |
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ロータリーは単年度制ですが、その奉仕活動の内容や状況においては継続性も |
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必要と思われます。 |
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強調事項についてはビルボイド会長年度からそのまま引き継ぎます。 |
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水保全・識字率の向上・保健、飢餓追放・ロータリー家族などでございます。 |
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しかし、これらの多くは現在の日本では問題としてはあまり意識がありません。 |
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しかし視野を広げ、角度を変えて見ればいろいろな問題点が見えてまいります。 |
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例えば、水保全で討議すると、河川の汚染の問題があります。 |
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また、日本の識字率は大変に高いが、海外から日本に来て働いている人で日本語が |
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出来ない為に苦労している事例など。 |
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以上が当地区の本年度の5つの方針です。 |
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ウィルキンソンRI会長の示されたテーマの下、小佐野ガバナーの方針に沿って、 |
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本年度会員各位のご協力をお願い申し上げます。 |
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2780地区 |
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昨年12月末日現在での公式発表ですが、全世界には532地区、32,681クラブ、 |
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そしてロータリーアンは1,204,694名です。 |
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日本には34地区あります、その中で2780地区は大変にユニークな地区と言えます。 |
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国際ロータリーには今、168カ国、RI理事会は会長、副会長、会長エレクト、事務総長と |
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15名の理事の方で成り立っています。 |
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また任期は2年となっています。 |
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その理事の中に、当地区には蔵並元RI理事がおられ、さらに今年度小沢RI理事が |
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いらっしゃるのです。 |
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また、3人しかいないRI研修リーダーのその一人が、松宮PGであります。 |
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神崎PGは「ロータリーの友」の委員長、河本PGはポリオプラスパートナーゾーン |
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コーディネーターです。 |
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さらに、大口寄付コーディネーターを後藤PGが務めておいでです。 |
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このような地区は世界でも例がございません。であればこそ、他の国、他の地区に |
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負けない様、活動して行きたいと思っています。 |
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結び |
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最後になりましたが、小佐野ガバナー年度の活動が素晴らしい成果として実を結びますよう、 |
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皆様のご協力を重ねてお願い申し上げ、また、微力ではございますが、貴クラブを担当 |
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させていただくガバナー補佐として努力いたしますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 |
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ご静聴ありがとうございました。 |