●高木ガバナー補佐より松宮ガバナーの紹介
茅ヶ崎湘南RC所属、 昭和22年生(57歳)生まれ、職業分類 口腔外科 松宮歯科医院院長、
1982年入会、1994年地区副幹事、2001年第4分区代理、2002年地区情報委員長。
趣味はワイン(ソムリエ協会に所属)及びクラシック音楽でバイオリン、 チェロを弾きこなす(茅ヶ崎交響楽団に所属)。
奥さんはシャンソン歌手で活躍。●松宮ガバナー卓話の要約
*今日で69クラブ中32クラブを公式訪問したが、想像以上に各クラブが 独自性を持っていると感じた。
個性あふれるクラブ、これがロータリーの良さです。
*公式訪問という言葉はいかめしいという指摘があるが、
Official Meeting ガバナーと会員のミーティングと理解されたい。
*RIとクラブとの関係は、上下の関係ではなく必要性があってクラブだけでは出来ない機能を RIが行っている。
共通の理念や方向性がないとバラバラの活動になってしまうので、各クラブは方針や活動の内容 を統一する必要が生じ1922年にRIが発足した。
細則、定款は標準に則り、綱領を守り、管理し、情報の媒介、連絡及び紹介を行う機関です。
クラブが主体性を持つことが最も重要なことです。
*ロータリーは人を作り、育てられた人が職場、地域社会、家庭で貢献する。
人を作るためにクラブ親睦があるが、その構造をなしているものが四つある。
1.一業種一会員制 緩和措置が採られているが主体性はクラブの判断にある。
2.毎週一回の例会
規則的な出席
3.毎年交代制
与えられた業務は積極的に受けて一年間自分なりに実行する。
4.会員相互の徹底した平等
高木ガバナー補佐が8月30日に話された。
コーヒーブレーク
質疑応答
ガバナーの回答を要約し列記します。
*青少年交換プログラムについては、1グループ1名及び資金と労力が可能ならば、
選考を含めてグループ内に任せても良いと思う。10月中旬の地区の委員会で検討します。
*ガバナーになってから職業観や生活観がどう変わったかの質問ですが、 むしろロータリーに入会後の
早い時期に職業人としての生き方について考えが変わりました。
自分としてはロータリーの示すアイディアと一致していると思っている。
*女性会員の働きぶりについては、色々な任務をこなし活躍しています。
地区内でも2〜3の女性会員はリーダーシップをはっきりとっています。
女性会員が増えればクラブが活性化すると思います。
女性会員不在のクラブについては、その加入は時間の問題と思います。
RIのガバナー529名の中に女性ガバナーが48名います。
*最近クラブ活動が沈滞ムードであるがその要因と打開方法について。
クラブがRIの会員であるという自覚と責務が足りない。
世界中どこの例会にもメーキャップできる筈の例会をIMとか移動例会のために安易に 移動してしまう。
国際レベルの会議に積極的に出席する会員が少ない。
IMや地区大会では同じクラブの会員が同じ席に着き積極的に他のクラブや会員と 交流を深める意欲が少ない。
ロータリーに入会すれば世界中120万の会員と接触する機会が出来たのに利用しないのは 残念です。
クラブ協議会、クラブフォーラム及び小委員会活動をクラブ内のガス抜きの場として 有効に活用してもらいたい。
潜在的な退会願望の防止対策にもなる。
クラブ細則の委員会構成を常に考慮及び変更しながらクラブを充実させる。
*ロータリーの奉仕についてガバナーの考え方。
年会費の使われ方としては、人頭分担金、地区分担金、クラブ運営費、食事代、委員会費 及びクラブ親睦等です。
その大半はクラブ親睦のためです。
社会奉仕や国際奉仕の財源は予算化できない、当てにならないニコニコBOXなのです。
対地域社会奉仕については、会員各自の「入りて学び出でて奉仕」の活動を期待しています。
金銭まるごとの奉仕や常套的な奉仕ではなく、アイディアを生かした活動が必要です。
*RIとしてのテロ対策や世界平和への奉仕活動について。
財団を中心とした国際ロータリーの方向は人道主義的な活動へと動いています。
しかしこれは途方もない財源が必要であり無尽蔵に金がかかる。
そのために会員の膨大な増加が必要です。
ロータリーの目指したものは、相互理解の精神で会員を育て、その会員が地域社会で活躍し、
その総和が世界平和に役立つことになると考えます。
「打って一丸となる」の考えに一番遠いのがロータリーであると思います。
*ロータリーの職業奉仕について。
従来の職場見学、優良従業員報奨や職場指導よりも必要なことは、
ロータリーで学んだ知恵を職場や同業に持ち帰り活用しているかの各会員への問いかけが必要。
卓話の中で仲間だから話せる職業上の悩み等を発表するようにする。
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