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卓話 |
湘南信用金庫理事長 服部 眞司様 |
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「最近の経済情勢について」 |
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日本経済 |
日本経済は、報道では拡大している、という。 湘南信用金庫の景況リポート(11月発行)をみると、
2ヶ月前調査に比べ全体で2ポイント悪化した。 三浦半島の景気は、建設業を除き悪く、横ばいか低下している。
特にサービス業は7ポイント、卸・小売業は6ポイント下がった。 不動産業の低下は良い土地がないため。 地価の格差は拡大している。
三浦半島は大手企業が撤退し、従業員のリストラ、 下請けの締め付けが厳しく廃業が進んだ。 働く場所がなくなった。 |
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景気回復 |
今の景気回復は平成14年から始まり、いざなぎ景気 (昭和40年〜45年の57ヶ月)を抜いた、と言われている。
が、地域間、業態間、個人間の格差が拡大した。 大企業のリストラのしわ寄せが中小零細の下請けに及び、
賃金カット、人員削減で将来不安が高まり、個人消費が伸びない。 これでは景気がよくなったとは言えない。
企業はリストラのため正社員を減らし派遣社員、 パートで補ってきた。 この結果、賃金格差が一層拡大したが、最近一流企業で
正規社員が増える傾向にあるが、中小零細企業では 表れていない。 団塊世代が大量に定年を迎える。補助金制度を利用して、
仕事に慣れた年輩者を雇い人件費を抑えるのも一つの方法。 |
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日本の金利 |
日本の金利は微妙な段階にあり、今後上昇する。
今の融資先に金利の引き上げをお願いしたいところだが、 金融機関は難しい立場にある。 金利上昇は金融機関の収益にも影響を及ぼすから
重大な問題。 |
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株価 |
株価は当分、日経平均1万6千円前後が続く。 アメリカのクリスマス商戦の動向も見逃せない。 来春には多少上がるかも知れない。
元本保証がない株や投資信託を買う人が増えている。 購入価格は100万円程度。 |
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湘南信金 |
湘南信金は定期預金金利を引き上げたところ、
預金期間が長くても金利の高いものに人気がある。 昨年末、預金量が1兆円の大台に乗せ、現在もこれを
維持しており、10月末残高は1兆205億円。 (昨年同月比387億円、3.9%増) |
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しょうなん
服部塾 |
しょうなん服部塾は2期生41人を迎えた。 後継者は出来上がった段階の自分の会社を見ている。 会社を育てて来た親の苦労を知らない。
親の苦労を知り感謝の気持ちが必要。 服部塾は後継者の育成と異業種交流の場として会社、 さらに地域経済の活性化を図ることにある。 |
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