「県立保健福祉大学・横須賀市包括連携協定締結記念」 「地域貢献研究センター開設一周年記念」 講演会 〜横須賀市体育協会 選手強化事業講習会〜 |
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2020年東京オリンピック・パラリンピックにむけて | |||
日時 | 平成27年2月8日(日) | ||
13:30〜16:30 | |||
場所 | 神奈川県立保健福祉大学講堂 | ||
共催 | 神奈川県立保健福祉大学地域貢献研究センター | ||
横須賀市 | |||
学長あいさつ | 神奈川県立保健福祉大学 中村丁次学長 | ||
専門家は未来を議論する | |||
市長あいさつ | 横須賀市 吉田雄人市長 | ||
@神奈川県立保健福祉大学と横須賀市が包括連携協定を締結 神奈川県の目指す「未病を治す」、横須賀市の目指す「生涯現役社会の実現」を前進させ地域の発展につなげる。 Aナショナルトレーニングセンターを横須賀に誘致する。 |
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特別講演 | 「私とオリンピック」東京・メキシコオリンピック重量挙げ金メダリスト 三宅義信氏 | ||
9人兄弟の6番目に生まれる(メキシコオリンピック銅メダリストの弟・義行氏は7番目)。自分で学費を稼ぐため、アルバイトをしていた関係で部活動とは無縁で、たまに柔道や野球を楽しむ程度で過ごす。宮城県大河原商業高2年時の1956年に行われたメルボルンオリンピックを見て初めてオリンピックと重量挙げという競技を知る。柔道で不利な小柄な身体を強化するため重量挙げで鍛えることを思いつき、柴田農林高で練習を積む傍ら、自宅でトロッコの車軸をバーベル代わりにするなどの猛練習の結果、経験半年で高校選手権で入賞するなど頭角を現す。1962年に法政大学卒業後、陸上自衛隊に入隊。その後、重量挙げ選手として数々の国際大会で優勝し、多くの世界記録を保持した。オリンピックには法政大学在学中であったローマオリンピックから4大会連続で代表となり、ローマでは銀メダル、1964年東京、1968年メキシコでは連覇を達成した。現役引退後も幹部自衛官として勤務する傍ら多くの選手を育成し、日本重量挙げ界に貢献した。1997年に自衛隊体育学校校長を最後に退官(最終階級は陸将補)。退官後は、日本オリンピアンズ協会常務理事などを務める。オリンピック連覇の功績によって内閣総理大臣顕彰を賜り、1989年には故郷である宮城県柴田郡村田町の名誉町民に推挙された。その後、紫綬褒章、瑞宝小綬章を受章した。現在、NPO法人ゴールドメダリストを育てる会理事長として活動中。 「選手は“夢”“欲”“目標”を持つことが必要で、指導者は個々に適応した指導法を確立し、選手にやる気を起こさせることがコーチの使命です。」 |
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講演 |
「食べることは楽しいトレーニング」 県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科教授 管理栄養士 公認スポーツ栄養士 鈴木志保子様 |
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トレーニングの計画なしに、いくら食べても筋肉はつきません。5月から10月末までが熱中症予防月間です。汗の成分をもどしながら正常な状態で運動を続けられるかが水分補給の交換条件となります。小中学生で食べる限界を越えての運動をさせてはいけない。小中学生にはサプリメントをつかうような運動はさせない。かかりつけ医とよく相談しておく。どの時間に何をどのくらい食べればベストコンディションになるかをマネジメントする。 | |||
欠食や偏食が習慣化した場合には、身体の各所でマイナスが積み重なり支障が出てくる。不定愁訴、風邪をひきやすい、感染症に罹りやすくなる。身長が伸びている時期はきっちりとしたものを食べることが必要です。年齢を重ねても新陳代謝は常に起こっています、自分の必要量をしっかり食べることが健康維持のために重要なポイントです。 | |||
私たちの活動量と食べる量の代謝の状況は結果として評価することしかできない。→コンディショニングとしての評価、日々の体重と体脂肪の測定、健康診断 | |||
身体の大きさや動きによってどれを、どのくらい、食べるのかを自己選択する。 | |||
@夜になると眠くなる→朝日が目に入ることが第一歩(寝る準備の)になる。(体内時計機構) A疲れたから眠る。(恒常性維持機構) |
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朝日を目に飛び込ませ、主食・主菜・副菜・果物・乳製品をバランスよく食べる。同じ時間に朝日を浴びることが必要。リズムある生活を心がける。薄暗いところで目を休め、寝る準備をする。寝る前のスマホ・PC・TVは不可。成長ホルモンがピークを迎える10時までに寝る。健康に生きるために必要なことです。 | |||
座談会 | @司会進行:鈴木志保子教授A三宅義信氏B齋藤幸次横須賀市体育協会副会長C三枝茂樹氏(神奈川県政策局総務室オリンピック・パラリンピック担当課長) | ||
教育を見直すきっかけの東京オリンピック・パラリンピック2020であってほしい。 | |||
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